ウォシュレットの処分方法は?捨て方の手順と費用、取り外し方を解説

ウォシュレットを処分しようと思ったときに迷いやすいのは下記の3点が多いのではないでしょうか?

  • 何ごみに該当しどこに出せるのか
  • 費用はいくらかかるのか
  • 取り外しは自分でできるのか

分別区分や処分にかかる手数料や廃棄方法は地域ごとに異なるため、最終的にはお住まいの自治体のルールを確認する必要があります。

なお「ウォシュレット」はTOTO株式会社の販売する温水洗浄便座の登録商標で、一般的に温水洗浄便座を指す通称として使われることがあります。
本記事では便宜上「ウォシュレット」と表記しつつ、温水洗浄便座として解説します。

ウォシュレットの処分方法

ウォシュレット(温水洗浄便座)の処分方法は、大きく分けて次の5つです。
状況によって最適解が変わるため、まずは全体像を押さえてから、自分に合う方法を選ぶのが失敗しにくい進め方です。

  1. 自治体のルールに沿って処分する(粗大ごみ、燃えないごみ等)
  2. 買い替え時に販売店や工事業者に回収してもらう
  3. 水道・住宅設備業者に取り外しから依頼する
  4. 不用品回収業者に依頼する
  5. 譲る・売る(状態が良い場合のみ)

目安として、費用を抑えたいなら自治体、手間を減らしたいなら買い替え同時回収や業者依頼、急ぎなら回収業者、という考え方がわかりやすいです。

まずは下表で、自分の状況に合う処分方法をざっくり選んでください。

処分方法 費用感 手間・スピード 向いているケース
自治体のルールに沿って処分(粗大ごみ、燃えないごみ等) 低めになりやすい(手数料は自治体による) 手間 ふつう / スピード 遅めになりやすい 費用を抑えたい、急ぎではない
買い替え時に販売店や工事業者に回収してもらう 条件次第(無料〜有料) 手間 少なめ / スピード 早め 買い替え予定で、手間を減らしたい
水道・住宅設備業者に取り外しから依頼する 中〜高になりやすい 手間 少なめ / スピード ふつう〜早め 取り外しが不安、水漏れリスクを避けたい
不用品回収業者に依頼する 中〜高(変動しやすい) 手間 最小 / スピード 最速になりやすい 急ぎ、日時指定したい、まとめて捨てたい
譲る・売る(状態が良い場合のみ) 収益化できる可能性あり 手間 多め / スピード 遅めになりやすい 状態が良い、手間をかけられる

本記事では、まず「自治体ルールに沿って処分する」場合に迷いやすい分別区分や捨て方の手順を先に整理します。

ここを押さえておくと、費用感や手間の基準がはっきりするため、買い替え時の回収、業者依頼、回収業者、譲渡・売却といった他の方法を選ぶ場合でも、自分にとってどれが最適か判断しやすくなります。

なお、自治体以外の4つの方法についても、後半で進め方と注意点を順に解説します。

ウォシュレットの処分前にまず確認すること

前章で処分方法の全体像を掴んだら、次は手戻りを減らすための事前確認です。

ここを押さえておくと「当日出せない」「想定外の費用がかかる」「賃貸物件のためトラブルになる」といった失敗を避けやすくなります。

分別区分と出し方の確認

ウォシュレット(温水洗浄便座)の分別区分や処分にかかる手数料、出し方は地域ごとに異なります。
下表はあくまで参考となりますので、最終判断はお住まいの自治体の案内をご確認ください(特に東京23区は区によって扱いが分かれます)

地域 分別区分(例) 手数料(例) 参照
札幌市 燃やせないごみ(有料) 指定ごみ袋による(大サイズ80円など) 札幌市 家庭ごみ50音分別辞典(温水洗浄器付便座)
東京23区
(例:杉並区)
粗大ごみ(区により扱いが異なる) 400円(杉並区の例) 杉並区 ウォシュレット(簡易便座)
大阪市 粗大ごみ 200円 大阪市 粗大ごみ処理手数料一覧表
名古屋市 粗大ごみ 温水便座は500円(便座とは別扱い) 名古屋市 粗大ごみインターネット受付 品目一覧表
福岡市 燃えないごみ(洗浄便座) 指定ごみ袋による(大サイズ45円など) 福岡市 ごみの分け方(品目)検索(洗浄便座)

確認のポイント

  • 粗大ごみか、燃やせないごみ等か
  • 粗大ごみの場合、事前申し込みが必要か
  • 処理券(シール)の有無、購入場所、貼り方 ・出す場所(玄関前、集積所など)と時間帯のルール

賃貸物件か持ち家か

賃貸物件で、入居時からウォシュレットが付いていた(残置物または貸主所有)場合は、勝手に撤去するとトラブルになることがあります。
管理会社・大家に、次の2点は先に確認しておくと安全です。

  • 撤去し処分してよいか
  • 退去時の原状回復の扱い(元に戻す必要があるか)

安全面の事前対応

取り外し作業では、水漏れのリスクがあります。
また、感電の危険性があるため、濡れた手で電源プラグを触らないよう注意してください。

自分で取り外す場合は、まず次の準備をしてから進めます。

  • 電源プラグを抜く
  • 止水栓を閉める
  • 残水対策として受け皿や雑巾を用意する

少しでも不安がある場合は無理をせず、取り外しから業者に依頼する判断も有効です。

ここまで確認できたら、次は「ウォシュレット 捨て方」を具体的な手順として整理します。
手順が分かれば、通常のごみ回収で出すのか、回収を頼むのかの判断もスムーズになります。

ウォシュレットの捨て方(自治体で処分する場合)

「ウォシュレット 捨て方」で調べる人の多くは、自治体でどう出すのが正解かを知りたいはずです。

ここでは、自治体ルールに沿って処分する場合の手順を、迷いやすいポイント順に整理します。

①まずは分別区分を確認する

最初にやることは、自治体の分別辞典や粗大ごみ案内で「温水洗浄便座(ウォシュレット)が何ごみか」を確認することです。

粗大ごみ扱いの自治体もあれば、燃やせないごみ等で出せる自治体もあります。
ここがズレると、当日に出せない原因になります。

②粗大ごみ扱いなら、申し込み方法を確認する

粗大ごみ扱いの場合は、事前申し込みが必要なケースが一般的です。

申し込み窓口(電話・Web)と、収集日・排出場所(玄関前など)の指定を確認します。
申し込み時に品目名の呼び方が迷う場合は「温水洗浄便座」「温水洗浄器付便座」「洗浄便座」など近い表記で探すと見つけやすいです。

③処理券や手数料の有無を確認する

処理券(シール)購入が必要な自治体があります。
必要な場合は、購入場所(コンビニ等)と貼り付け位置、記名の要否まで確認しておくと当日慌てません。
手数料は自治体で異なるため、金額もこのタイミングで把握しておきます。

④燃やせないごみ等で出せる場合は、出し方のルールを守る

燃やせないごみ等で出せる場合でも、指定袋の有無、出せる曜日、集積所に出す時間などのルールがあります。
サイズや重さによっては例外で粗大ごみになることもあるため、判断に迷う場合は自治体の案内に合わせます。

⑤取り外しが必要かを判断し、必要なら安全手順を優先する

自治体処分では、便器から取り外した状態で排出する必要があります。
取り外しが必要な場合は、電源プラグを抜く・止水栓を閉める・残水対策をする、の順で安全を優先します。

賃貸物件でウォシュレットが設備扱いの可能性がある場合は、先に管理会社・大家へ確認してから動くのが安全です。

⑥排出当日は、搬出と置き方を間違えない

粗大ごみの場合は排出場所が指定されることがあります。

燃やせないごみ等の場合も、集積所のルールに従って出します。

通行の妨げにならない置き方、雨雪対策が必要な季節は袋の破れや漏水にも注意します。

自治体での捨て方が整理できたら、次は自治体以外の処分方法も含めて比較し、あなたの状況に合う選択肢を確定させます。

ウォシュレットのその他の処分方法

この後は、買い替え時の回収や業者依頼など、通常のごみ回収以外の処分方法を整理します。

通常の捨て方(地域のルールに沿った処分)は、前章「ウォシュレットの捨て方(自治体で処分する場合)」を参考にしてください。

買い替え時に販売店や工事業者に回収してもらう

新品の購入と同時に、既存の便座を取り外し・回収してもらう方法です。

手間が少なく最も楽ですが、回収可否や追加料金は店舗や工事内容で変わるため、購入前に「回収の有無」「費用」「回収対象(本体のみか付属品も含むか)」を確認します。

水道・住宅設備業者に取り外しから依頼する

取り外しに不安がある場合や、漏水リスクを避けたい場合に向く方法です。

撤去作業費や出張費が発生することがあるため、見積もりでは内訳と追加費用条件(時間指定、駐車場代など)を確認すると安心です。

不用品回収業者に依頼する

急ぎで処分したい、日時指定したい、他の不用品もまとめて処分したい場合に便利です。

料金体系が分かりにくいことがあるため、依頼前に総額と追加費用条件を確認し、依頼する業者が「一般廃棄物収集運搬業許可」の資格を持っているかも確認して選びます。

譲る・売る(状態が良い場合のみ)

比較的新しく動作に問題がない場合は、譲渡や売却も選択肢になります。

売る場所は、フリマアプリ(メルカリ、ラクマ等)、リサイクルショップ、ジモティー等の地元掲示板があります。

ただし衛生面の懸念が出やすいので、事前清掃、状態説明(使用年数、動作、付属品の有無)を丁寧に行い、トラブル回避のため取引条件を明確にします。

処分方法が固まったら、次は費用の目安を整理します。

費用は「自治体処分か」「取り外しを誰がするか」「急ぎかどうか」で変わるため、次章で考え方を押さえておくと判断が楽になります。

ウォシュレットの処分費用の目安

ウォシュレットの処分費用

費用は「自治体で処分するか」「取り外しを誰がやるか」「急ぎかどうか」で変わります。
ここでは、費用がぶれやすい部分を中心に目安の考え方をまとめます。

自治体で処分する場合は、自治体ごとに手数料や区分が異なります。たとえば札幌市の大型ごみ手数料には「温水洗浄機付便座」が掲載されています。

参考:札幌市大型ごみ手数料

ただし、同じ自治体でも「燃やせないごみ」として出せるケースがあるなど、出し方は自治体ルールに従って最終確認してください。

業者に依頼する場合 費用が上がりやすいのは次の条件です。

  • 取り外し込み(撤去作業費がかかる)
  • 即日対応や/時間指定
  • 階段搬出や養生が必要
  • 回収対象が複数(まとめて回収のほうが割安になる場合もあります)

見積もりでは、作業費、出張費、回収費(処分費)、追加費用条件を分けて確認するとトラブルを減らせます。

無料になりうるケースとしては、買い替え時の回収込みサービスやキャンペーンなどで、実質無料になることもあります。
ただし条件付き(対象地域、同時購入、回収方法指定など)が多いので、事前確認が必要です。

費用感がつかめたら、次は「自分で取り外して処分する」場合の手順です。

ここを押さえると、自治体処分や回収依頼のどちらでも進めやすくなります。

ウォシュレットを自分で取り外して処分する手順

取り外し作業は、水漏れリスクがあるため無理は禁物です。

少しでも不安があれば、次章の「業者に頼んだ方がいいケース」に切り替える方が結果的に安く済むこともあります。

取り外しに必要なもの(目安)

雑巾、バケツ、ビニール袋(残水対策)、モンキーレンチやプラスドライバーなど簡単な工具(機種によって異なります)、床を汚したくない場合は養生材

取り外し手順(全体の流れ)

  1. 電源プラグを抜く
  2. 止水栓を閉める
  3. ノズル洗浄ボタンを押すなどして、タンク内の残圧を抜く
  4. 給水ホースを外す
    (分岐金具側と本体側のナットを緩める。残水が出るためバケツなど受け皿を用意)
  5. 本体固定部を外して便座を取り外す
  6. 便器側を清掃し、必要に応じて部品をまとめる
  7. 自治体ルールに従って排出する、または回収に引き渡す

取り外しで失敗しやすい注意点

  • 止水栓を閉めたつもりでも完全に止まっていないことがある
  • ナットの固着や部品の破損 ・残水で床を濡らす
  • 止水栓が固くて回らない場合は無理に回さず、元栓を閉めるか業者相談に切り替える
  • 止水栓を閉めても水が止まらない場合は、作業を中断して業者に依頼する

賃貸物件でウォシュレットが設備扱いの場合、撤去自体がNGのケースがあります。
安全面とトラブル回避の観点から、少しでも不安がある場合は作業を中断し業者相談に切り替えてください。

自分で外せるかどうかの判断がついたら、次は「どんな場合に業者が無難か」を明確にします。
ここを押さえると、ムダな出費ややり直しを避けやすくなります。

ウォシュレットの取り外しを業者に頼んだ方がいいケース

次のいずれかに当てはまるなら、業者依頼の方が安全かつ結果的にコストも読みやすくなります。

  • 水回り作業に慣れていない、工具がない
  • 止水栓や配管まわりに不安がある
  • 賃貸で設備扱いの可能性がある
  • 急いで処分したい
  • 日時指定したい
  • 水漏れリスクを避けたい(床材や階下への影響が心配)

依頼時に伝えると良い情報

  • メーカー名、型番
  • 設置状況(コンセント位置、止水栓位置、配管の見え方)
  • 回収は必要か(取り外しのみ、または処分まで等)
  • 希望日時

業者に頼むかどうかが決まったら、最後に「当日困らないための準備」をチェックしておくとスムーズです。

ウォシュレットの処分に関するよくある質問(FAQ)

Q&A

Q.温水洗浄便座の処分方法もウォシュレットと同じですか?

はい、同じです。ウォシュレットは通称として使われることが多く、実務上は温水洗浄便座として自治体ルールや回収条件を確認してください。

Q.取り外しだけ業者に頼んで、処分は自治体でできますか?

できます。取り外しのみを業者に依頼し、処分は自治体に出す方法もあります。
費用は出張費や設置状況で変わるため、事前に見積もりで確認してください。

Q.不用品回収業者ならどこでも大丈夫ですか?

いいえ。許可を得ていない回収業者は避けてください。
国や環境省も、無許可の回収業者に家庭の廃棄物を引き渡さないよう注意喚起しています。

参考:政府広報オンライン / 環境省

Q.賃貸物件で勝手に外すとトラブルになりますか?

トラブルになる可能性があります。
備え付け設備の場合、勝手に撤去すると原状回復費用を請求される場合があります。
必ず管理会社・大家に確認してから処分してください。

Q.リサイクルショップで買い取ってもらえますか?

製造から3年以内、動作に問題がない、付属品が揃っている場合は買い取ってもらえる可能性があります。
ただし、衛生面から買取不可の店舗も多いため、事前に確認してください。

まとめ

ウォシュレット(温水洗浄便座)の処分は、自治体処分、買い替え同時回収、業者依頼、不用品回収、譲渡・売却の5つが基本です。

まずは自治体の分別区分と賃貸かどうかを確認し、優先順位(安さ、速さ、手間)に合わせて方法を選ぶと失敗しにくくなります。

取り外しは自分でできる場合もありますが、水漏れや設備トラブルのリスクがあるため、不安があれば無理せず業者に依頼してください。

また、回収業者を使う場合は無許可業者を避けることが重要です。

 

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